岩手県盛岡市玉山区の姫神山(標高1123.8メートル)の中腹(標高から淡い桜色を放つ花崗岩『姫神小桜石』が採掘されています。25年ほど前から採掘を始めました。面積は役10,000平方メートル。墓石・記念碑などのほか、地元の彫刻家などにも愛用されています。岩手県玉山村(現在は盛岡市玉山区)と言えば、詩人、石川啄木の生誕地です。
代表作、
ふるさとの 山に向かいて 言ふことなし
ふるさとの山は ありがたきかな
この「ふるさとの山」は姫神山であり、姫神石を産する姫神山を指していると言われる。 啄木にとってもふるさとの山(姫神山)の存在は大きかったのだろう。
姫神小桜はそういう山から採れる美しい桜色をした石です。
- 【石種】
- 姫神小桜(ひめかみこざくら)
- 【産地】
- 岩手県盛岡市
- 【分類】
- 花崗岩
- 【お勧め度】
- ★★★★★
- 【特徴】
- 岩手県盛岡市玉山区の姫神山から採掘される、淡い桜色を放つ花崗岩「姫神小桜」。岩手県内、特に盛岡市やその近郊で珍重されてきた石で、現在では岩手県唯一と言ってもいいくらいの花崗岩です。岩手の気候と風土に合っていて、厳しい寒さの中でも春を待つ桜のような優しさと、気品が漂っています。墓石はもちろん記念碑や橋の欄干、街の色々な場所に使用されています。値段も手ごろで使いやすい石です。
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