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お墓ができるまで 〜加工編〜

@ 原石の採石場

ここが出発点、ここである程度色やキズ、今後の状態などの判断ができます。
A 原石小割

工場へ持ち込む際の小割を行います。無駄を省く意味もあります。石の目などを見る職人の感が必要です。寒さ・暑さ、そしてほこりとの戦い、過酷な労働です。
お墓を建てるみなさまに一番見てほしい部分です。石と真正面から向き合い格闘する姿は心うたれます。
B 原石切断

ここからが工場での加工です、現在では岩手県でも原石から加工する業者は少なくなりました、原石加工をすることが石の大切さ特性などを知るうえで非常に重要です。
石取扱店ではなく、石屋さんである以上、スタートはここからです。
C 研磨1

石材の寸法を成形したら、研磨に移ります。石材に艶をのせていく作業です。わが社では9工程の研磨を行います。
色・硬さ・粘りなどの石の特性に合わせて、研磨版を変えて行きます。時間をかける事でつや落ちしにくくなります、中盤の研磨がポイントです。日本でトップクラスの精度の自動研磨機2台が丹念に石材を磨き上げていきます。
D 研磨2

機械だけに頼ることなく、石質を確認しながら、細部の加工部分は熟練した職人が手作業で丹念に磨き上げます。
輝きと深みを引き出すために経験と技術が要求されます。
E 字彫り彫刻

完成後検査をへて、字彫りへ移ります。石材を十分に乾かし、ゴムシートを貼り付けます。
このゴムシートはコンピューターが連動されたプロッターによりカットされます。沢山の書体が登録されていて、家紋などの細かいものも細部までカットが可能です。もちろんコンピューターでは表現できないものは熟練した職人の手によってカットされます。

その後サンドブラスト機(人口砂を吹き付け石材の表面を削りとる)で文字・図形を彫刻します。ここでも職人の技とセンスが光ります。
F 最後に
最終検査を行い現場へ持ち込まれます。 現在ではこれら原石加工から研磨、字彫りまでもが他社にまかせ、販売のみを行う業者が増えてきました。
時代の流れとはいえ、販売のみであれば石の特性や安定性をお客様に詳しく説明できないのではという疑問が広がります。 私どもは石取扱店ではなく、石屋でありたいために、お客様の心そして思いを形にしたいためにも図面からの加工、仕上げまで一連の作業はつづけ、沢山の引き出しでお客様に対応していきたいと思うと同時にものづくり日本の為、職人の育成にも努めて行きたいと思っております。

有限会社石のヤマカタ

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